はるかぜちゃんのいじめに関するTwitterが話題!学校に行かなくていいのはいじめっ子?

「はるかぜちゃん」こと春名風花さんのTwitterでの発言が話題になっています。はるかぜちゃんはTwitterで全国の児童や生徒に向けて、「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」と発信。これまでいじめられている子供たちに向けて、「辛かったら学校にいかなくてもいい」というメッセージを送る方が多かった中、はるかぜちゃんはいじめっ子に対してメッセージを送りました。これについてネットでも注目が集まっているようです!
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夏休み明けが辛いいじめ被害者
毎年、夏休み明けのこの時期は憂鬱になってしまう子供たちがいるようです。楽しかった夏休みが終わってしまう切なさは大人になっても懐かしいものですね。しかし、中には憂鬱程度では済まない子たちもいます。それがいじめ被害者です。
学校と言う閉ざされた小さな世界は言ってしまえば子供たちの生活の全てです。そこで自分の存在を脅かす、否定するようないじめという行為が行われるのは大変な苦痛なことと言えるでしょう。いじめに耐えながらなんとか夏休みまで頑張った子供たちにとって、安全な夏休みという期間が終わってしまうのは辛いことですよね。いじめ被害を受け、急激に思い詰めてしまうことが多いのが実はこの夏休み明けなのだそうです。
悲しいニュースを受けることも多いため、一部の人たちはこの時期になると「いじめが辛かったら学校に行かなくてもいいんだよ」「逃げるのは悪いことではないんだよ」など無理して最悪のことにならないように声掛けをされているようです。いじめはなかなか周りに相談しづらいということがあるので、こういった言葉をネット上で見つけて助けられている子どもたちもいるかもしれませんね。
はるかぜちゃんがTwitterでいじめっ子にメッセージ
そんな中、はるかぜちゃんこと春名風花さんはちょっと他の方とは違った発言をTwitter上でしていました。まずははるかぜちゃんのTwitterを全文ご紹介します。
はるかぜちゃんのツイート全文
今年もまた「8月31日の夜に」というタグで来週あたりからいろんなメッセージが発信されると思うのですが、僕の知ってる学校はほとんど明日が夏休み明けの始業式です。なので舞台本番期間中ではありますが、今晩は少しだけ僕からのメッセージを聞いてください。
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
毎年この時期になると「無理して学校に行かなくて良いんだよ」というツイートがタイムラインに溢れます。一見優しい言葉に見えますし、緊急対応としても間違いではありません。でも、「学校に行かなくてもいいんだよ」と言うメッセージは、本来、いじめている側にかけるべき言葉です。
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
他人の学ぶ権利を邪魔するのならば、学校には来ないでください。いじめなんてせず、真面目に学校に通いたい人達の迷惑になります。そして、いま現在いじめを受けている皆さん。あなたがたには堂々と学校に行く権利があります。誰にも遠慮せず学ぶ権利があります。その事を絶対に忘れないでください。
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
学校から追い出されるべき生徒は、いじめを受けた子どもではありません。学校に残さなければならないのはいじめをしていない子どもたちです。「つらいなら学校なんて行かなくて良いんだよ」と、いじめられた側を追い出して、何事もなかったように学校生活を送ろうとする人達を、僕は絶対に許せない。
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
なので、夏休みの終わりに声を大にして書いておきます。「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
クラス全員で1人をいじめたのなら、被害者1人だけに登校する権利がある。数なんて関係ない。多数の加害者を学校に残し被害者を追い出すのはおかしい。集団生活を送る上で「他者を攻撃しない」「他人の権利を侵害しない」という最低限のマナーを守れる人だけが、学校で学ぶ権利を有していると僕は思う。
— 春名風花 official (@harukazechan) August 25, 2019
このツイートは瞬く間に注目を浴び、多くの方にリツイートされ続けています。
はるかぜちゃんってどんな子?
はるかぜちゃんのTwitterは今後も注目されそうですが、そもそもこのTwitterではるかぜちゃんを知った方もいらっしゃると思いますので、どんな子なのかおさらいしてみましょう!
本名:春名 風花(はるな ふうか)
愛称:はるかぜちゃん
出身:神奈川県
誕生:2001年2月4日(2019年8月時点で18歳)
血液:A型
身長:165 cm
職業:女優、声優、ブロガー、ツイッタラー
本業は女優、声優ですが、なんと3歳から携帯を使いこなし、ブロガーとしても活躍しています!ちなみにTwitterは9歳からスタートというまさに現代っ子!!まだ18歳でかわいらしい女の子ですが、様々な政治や法律、社会問題に興味をもって子供とは思えないような率直な意見で以前から注目を集めていました。炎上や嫌がらせも受けた経験があるそうですが、それでも自分の意見をしっかりと発信し続けています。
2012年のまだ小学生だった頃には朝日新聞の企画にコラム「いじめている君へ」を投稿し、その文章力も話題となりました。
はるかぜちゃんのTwitterに共感の声多数!
今回のはるかぜちゃんのツイートについては、賛成の意見が多いようです。ツイートを見て、はっとした方もいらっしゃるかもしれませんね。いじめられている側は被害者なのに、加害者は今まで通りの生活を送り、被害者が学校にいけないなんておかしな話です。
この考え方、私の心にストンと落ちました。
私の家庭教師の、前の教え子で、大学受験の猛勉強をしていたのに、いじめが原因で学校をやめることにした子がいて…
その子と面識はありませんが、話を聞いた時、なんで夢に向かってがんばっている子が学校をやめなきゃいけないんだと思いましたから。。— はな (@flower_qqwu) August 26, 2019
私は小学校の時にいじめに遭い、不登校になりました。親には学校に行けと言われ、学校に行くとズル休みだなんて言われて散々でした。それなのにいじめっ子は楽しく学校に通っていて、すごく理不尽でした。いじめられた時の心の傷は癒えませんが、春名さんのような考えの方が増えると嬉しいです。
— うさぎ (@Rabbit_Voice_) August 26, 2019
発想が素晴らし過ぎる。本来は教育委員会にそういう理念があれば。従わない者はつまはじく日本の風潮がいじめの根元。こんな温かい言葉をかけてくれてありがとう。
— maharo (@maharo625) August 26, 2019
同感です。なぜいじめる側の権利を保護しなければならないのか?
— 涙滴のα (@Y279567908) August 26, 2019
初めまして。以前までいじめではないのですが別室登校していた者です。ツイートを読んで考え方が変わりました。必ずしもそこから逃げさせることだけが正解じゃないんだなって。
また自分のしてたことは間違いじゃなかったんだと救われました。語彙力なくてごめんなさい。本当にありがとうございます。— もとこーらす@もんもん (@love_chorus0804) August 26, 2019
一方でこんな懸念をする方々も。いじめ問題は一筋縄では解決できないのも、また事実です。
いじめをしている側は、いじめているという意識、認識をしていないんだよね
— ばりさん (@X93SWCizXwv4HU9) August 26, 2019
今の日本に、被害者に寄り添う気持ちや加害者を許さない気持ちがどんどん上がっていますね。良い事である反面、上がりすぎる事も危惧します。大袈裟に言えばいじめの加害者へのいじめが始まっていると感じます。今はいいかもしれないですが必要なのは加勢する事のくだらなさを教える事だと思います。
— mint (@mintmfmf) August 26, 2019
確かに、いじめている側が無自覚なこともありますし、いじめっ子も逆にいじめられる可能性がゼロというわけではないですよね。
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いじめの根本解決はいじめっ子にある?
そもそも大人の世界ですらそこら中にはびこっているいじめを子供たちに「やめなさい!」と言っても難しい話です。私たちは被害の大小に関わらず、職場で近所で、家族間ですらいじめのリスクと隣り合わせです。ただ、大人と子供が違うのは、大人は自分の判断でいじめ環境から抜け出す術があること。例えば、職場いじめだったら転職、ご近所トラブルだったら引越しなど。後は実被害が出れば警察にだって相談できます。しかし、子供たちはそれらの方法を知りません。学校でいじめにあったからといって、「転校しよう」「引越ししよう」「学校に行くのやめよう」と簡単にはできない現実があります。相談したところで親の理解度によっても変わってきますしね。大人は別の世界があることを知っていますが、子供は今自分がいる学校生活が世界の全てになってしまうので、逃げるという発想がそもそもうまれにくいのかもしれませんね。
今までたくさんの人が呼び掛けてきたように、辛かったら無理して今置かれている世界にしがみつく必要なんてないのかもしれません。違う学校に行ったらいじめるような子もいない平和な学校生活を送れるかもしれないし、学校に行かなくても進学や就職の道が全く閉ざされてしまうわけではありません。大人になってから素敵な友達に巡り合える可能性もたくさんあります。
しかし、これは簡単な解決法ではあるものの、本当の解決とは言えませんよね。
はるかぜちゃんが言うように、いじめられた側が学ぶ権利を奪われてしまうのはやっぱりおかしいし、何もしていない方が今置かれている環境から追い出されてしまうのは理不尽です。やはりいじめられている側ではなく、いじめている側をなんとかしなければいけないのでしょう。
ここでいくつかいじめっ子がいじめを行っていた実例をご紹介いたします。
いじめっ子実録1:学力で差がついて
A子さん、B子さん、C子さんは小学校時代からの友人でした。A子さん、B子さんは活発でクラスを引っ張っていくタイプなのに対し、C子さんは大人しい目立たないタイプの子です。3人は中学入学後も同じクラスで友人関係は良好でしたが、ある時からA子さん、B子さんは周りのクラスメイトを巻き込みC子さんを集団で無視するいじめをするようになりました。
いじめの原因を調査したところ、いじめっ子たちはC子さんが自分の成績がいいことを自慢しているというのです。しかし、C子さんにはそんなそぶりはなく、むしろテストの点数を無理やり他の二人が見ている節がありました。
いじめっ子たちは自分でも気づいていませんでしたが、C子さんを快く思わなくなったのは自分たちのプライドが傷ついたことによるものでした。
小学生までと違い、中学生になるとその学校では学力テストの順位が校内に張り出されるようになり、学力が一種のステイタスとなりました。A子さん、B子さんはあまり勉強ができるタイプではなかったのに対し、大人しかったC子さんが学年トップの成績だったことで自分たちの価値が下がってしまったという劣等感を感じ、C子さんにそのフランスとレーションをぶつけていたのです。
この場合、いじめっ子の二人には学力以外での自分たちの価値を見出してあげることが解決の糸口となりました。A子さん、B子さんは運動が得意であったため部活動に邁進するように自信を取り戻し、いじめもなくなっていったのでした。
いじめ実録2:兄弟と比較されて
D君はクラスのガキ大将のような存在でした。勉強も運動もでき、とてもしっかりした子です。しかし、教員の目の届かないところでクラスメイトを殴ったり、ターゲットを無視するように周りに支持を出したり陰湿ないじめを繰り返していたのです。クラスメイトは怖がっていじめを訴えようとしませんが、明らかにおかしいことに担任が気づき、本人に話を聞いたのです。
しかし、「いじめてなんかいない」「あいつが先に手を出した」など泣いて訴えるD君は単に注意された時だけ反省したように見せて、また同じことを繰り返すのでした。
この問題を解決したのは学校の校長先生でした。D君はクラスや学年の中ではとても優秀で劣等感など抱えているように見えなかったのですが、原因はお兄ちゃんにあったのです。3つ年の離れたD君のお兄ちゃんはとてもよくできた子で両親の自慢の息子でした。D君は家で事あるごとにお兄ちゃんと比較され、自分の存在を肯定できないイライラをクラスの自分より弱い立場の子たちをいじめることで発散していたのでした。
校長先生はお兄ちゃんとの関係を察知し、D君をことあるごとに褒め、両親にも本人の前でD君の良いところを話すようにしたのです。するとD君は次第に落ち着くようになり、周りにも気を配れる子に変わったのでした。
本当に助けを求めているのはいじめっ子かも
いじめは良くないことですし、いじめっ子を擁護するつもりはありませんが、いじめっ子にはいじめに手を染めてしまう理由がどこかに存在することが多いようです。その理由はいじめられっこではなく、自分自身についての悩みやいじめられっこ以外との人間関係など他のところに起因することが少なくありません。そもそも毎日幸せに過ごしている人は他人を貶めたい、傷つけたいなんて発想になりませんからね!いじめは結果でしかなく、いじめをしてしまう心の問題を解決しなければ結局はなくなることはないのでしょう。
今回はるかぜちゃんが言うように、いじめはいじめられている被害者がどうこうしなければならない問題なのではなく、いじめの加害者側が自覚し、自分を顧みることでしか解決しないように思いますね。「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」というメッセージは一見過激にも見えますが、加害者が「なぜ自分はいじめをしてしまうのだろう」と考えるきっかけになったらいいですよね。
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まとめ
はるかぜちゃんのTwitterは今後も注目されそうです!
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