流産から立ち直れない人へ…流産経験者の気持ちを切り替えられた言葉と体験談

待望の妊娠は女性にとって大きな喜びです。
しかし、あまり知られていませんが、妊娠した女性の実に25%が妊娠初期の段階で流産していると言われています。
例え顔も見たこともない我が子と言えど、
一時でもママになった女性には流産の事実は受け入れがたいもの。
なかなか立ち直れないという人も多いようです。
今回はそんな流産を経験した女性たちが気持ちを切り替えることができた「言葉」を体験談とともにご紹介いたします。
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流産経験者の同僚からの言葉
■体験談1■
私は第1子を22歳で出産しました。
まだ年齢的に余裕があると思っていたため、第2子の妊娠にそれほど積極的ではありませんでした。
主人が家を長期間空ける仕事だったこともあり、
子供が欲しい気持ちはあるものの時間だけが過ぎていき、気付けば5年。
さすがに焦る気持ちが出始めたころ、
待望の妊娠が発覚したのです!!
うれしくてしかたありませんでした。
ところが、10週を過ぎた頃に心拍が確認できなくなってしまい、そのまま自然流産してしまいました。
欲しくて欲しくてやっと出来た赤ちゃんだったので、
毎日悲しくて泣いてばかり。
家事や上の子のお世話までおろそかになってしまいました。
それでも仕事をすれば少しは気が紛れると思い、少しのお休みをいただいた後に仕事に復帰しました。
私の仕事は介護職で、力仕事も多いため、
妊娠発覚後すぐに同僚に報告していました。
だから流産してしまったことも同僚みんなが知るところ。
復帰するときは少し気まずいような気もしていましたが、
同僚と話してみると「実は私も…」という流産経験者が何人かいたんです。
同じ経験をしているから辛い気持ちも理解して話も聞いてくれました。
とくに私が前向きに気持ちを切り替えられたのは、
「お腹のなかをきれいにしてくれたんだね。きっとまたすぐに赤ちゃんが来てくれるよ。」
という同僚の言葉でした。
実際、流産すると子宮がリセットされて妊娠しやすくなるみたいです。
辛い経験でしたが、流産に対するネガティブな思いが少し軽くなり、希望がもてるようになりました。
その後、しばらくして第2子を授かることができました。
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夫からの言葉
■体験談2■
私は30代半ばで結婚したため、すぐに妊娠したいと思っていました。
基礎体温を図ったり、妊娠しやすいからだ作りをしたり、積極的に妊活。
婦人科にも相談し、排卵誘発剤を使用してタイミング法を試みていました。
そして結婚して1年、やっと妊娠することができたのです。
しかし、最初の検診から胎のうが小さく、切迫流産という診断結果に。
経過観察も必要なため、頻繁な通院が必要になりました。
流産する可能性が高かったため、あまり人に事情が説明できず、
職場に迷惑をかけていることや、
病院で毎回切迫流産の診断を受けることに疲れて、精神的にどんどん追い詰められていきました。
そんな生活が1ヶ月続き、最終的に9週でけい留流産となりました。
どうして自分がこんな目に合わなければいけないのかとやりきれない気持ちでした。
本当は嬉しいはずの妊娠が、ただただ苦しいだけの日々になってしまいました。
そんな時、夫が涙を流しながら
「なにもできなくてごめんね。変わってあげられたらいいいのに。」
とぽつりと言ったのです。
この言葉を聞いて、家族の悲しみは自分のことのように悲しいものだなということに改めて気づかされました。
だとしたら、流れてしまった子も
「生まれられなくてごめんね。」
と悲しんでいるかもしれない、と思ったんです。
子供を悲しませるような母親じゃいけない、
「私は大丈夫だから、生まれてきたいときに生まれてくればいいんだよ。」
と笑顔で言ってあげられる母親になりたい!
と、意識を変えることができるようになりました。
流産してしまったことはやっぱり悲しいけれど、
今は母親になるための心構えをさせてもらえたのだと思えるようになりました。
またいつか赤ちゃんに出会える日を楽しみにしています。
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まとめ
今回は2人の流産経験者の体験談をご紹介しました。
流産は本当に悲しいけれど、立ち直るためのきっかけはすぐそばにあるかもしれませんね。
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